単位制高校のメリットは自分でスケジュール管理できるところです
義務教育終了後に進学する高校には種類があり、一般的によく知られているのは一学年ごとに必要な単位数をこなす学年制高校と呼ばれるものと、三年間で決まった単位数を取る単位制高校と呼ばれるものがあります。単位制高校と聞くと聞き慣れないと感じる場合もありますが、要は大学のように時間割を自分で決めることができるというものです。
単位制高校で学ぶことのメリットとして挙げられるものは、まず必修科目以外の選択科目は自分が学びたいと思う授業を選んで学ぶことができるという点です。必ず取らなければならないものの他には、学年制での高校では学ばないような語学の授業があったり、選択することのできる科目が学年制の比ではなかったりするので、自分が興味のあるものに対して深く掘り下げて学べるということがその後の進学や就職にも有利になる道へすすめる可能性が増えるのです。
次に、時間割を自分で組み立てることができるという面があります。学年制のように朝から必ず一時間目があるわけではないので、もしも朝を少し遅らせたら体調的にも楽だという場合には二時間目の時間から割り振る事もできますし、午前中はバイトなどをして午後から学校へなどと、生活の形態に上手く合わせて無理なく学業にも専念することが可能になります。必須の科目も学校によって科目数が違うことがあるので、全てで思う通りに組めない場合もありますが自分の生活環境に合わせられるというのは便利です。
初めに自分で受けたい科目のスケジュールを決められると書きましたが、単位制の場合は一年ごとに単位数を取るのではなく三年間で取らなければならない単位数を管理するため、三年目で必要な単位数が足りなかった場合にはもう一度三年生を繰り返すということになります。一年ごとの留年というものがないので、三年目以降では足りなかった分の単位数を取得するということに集中ができます。どの単位制高校も三年間で取らなければならない数は同じなので、無理なく卒業できるよう計画的に単位を取るようにしておきましょう。